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[職場紹介] 瞬間強力パルス状放射線発生装置研究室

(2014年2月 1日執筆)
ホームページURL: http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/hulinac/LINAC/
加速部の画像 北海道大学工学研究院には電子ライナックが設置されています。本装置は高周波電磁波により電子を直線軌道上で加速して、最大加速エネルギー45MeVのパルス状電子ビームを発生させる装置で、強力かつ多量の電子線、ガンマ線(X線)、中性子線を発生させることが出来ます。建屋の建設が昭和46年10月から始まり昭和47年3月に初段、昭和49年3月に全段(3段加速)完成しました。昭和49年4月より本格的な運転を開始しています。
運転を開始してから既に40年以上経過していますが、繰返し数(200pps→50pps)を除いては当初の性能を維持しており長時間(80時間)運転時の出力ビームの安定度はかなり改善さています。現在は工学研究院内の共同研究施設として運営されており、主として1)パルス中性子源としての利用、2)パルスラジオリシスの研究、3)ビームプロファイルの測定手法開発等に用いられています。
近年は、道外の大学及び研究機関や民間企業も利用するようになりましたので運転時間が増加傾向です。運転時間が増えると故障する確率も高くなるので運転時のモニター波形及び機器の点検等を慎重に行っています。
主な業務内容として、加速器の保守・点検・管理及び安全指導ですが、古くなった加速器の制御装置の更新及び付属装置の改良等も行っています。また、研究に必要な装置や実験台等の製作しています。その他、施設老朽化に伴う雨漏れ対策や壁面亀裂等の営繕作業も軽微なものについては行いそれ以外は営繕担担当にお願いしています。

<質問1 勤続年数を教えてください>
 40年目です。
<質問2 普段どのような仕事をしているか教えてください>
 研究用電子加速装置の運転・保守・管理および施設の維持管理。加速器利用者への安全指導。
<質問3 仕事でやりがいを感じる時はどんな時ですか?>
 故障個所を直した時や製作した実験装置が設計通りに動作した時。
<質問4 逆に仕事をしていて苦しかったことはありますか?>
 故障原因が判らない時。
<質問5 仕事に行き詰った際の気分転換の方法を教えてください>
 一度休憩を取り、飽和状態になった頭をRESETする。
<質問6 この職場に決めたきっかけは?>
 民間企業より公務員の方が安定していると思ったから。
<質問7 北大に勤務してからの一番の思い出はなんですか?>
 平成10年5月7日午前2時30分頃ビーム窓破損事故発生。  電子を加速できる様になるまで約3ヶ月その後さらに調整に2ヶ月以上かかったこと。
<質問8 あなたが感じる北大の印象は?>
 当施設は、北大の離島的存在なので静かでとても札幌の中心部に居るとは思えない。
<質問9 今後の夢や目標はありますか?>
 退職までの間に出来るだけ古い装置等の改良を行いながら新しい技術を習得したいと思っています。