(2015年4月 1日執筆)
ホームページURL: https://mech-hm.eng.hokudai.ac.jp/~engine/
原動機学講座 1924.9~1925.5
原動機学第二講座 1925.5~1964.3
熱機関学第二講座 1964.4~1996.3
熱システム工学分野 1996.4~2005.3
応用熱工学研究室2005.4~応用熱工学研究室は、北海道大学帝国大学に工学部が設置された時の講座の1つで90年の歴史があります。現在、ディーゼルエンジンの研究を行っています。エンジンシステムは高効率・高出力で経済性・利便性・信頼性が高いことから現在の人間生活で欠くことできません。しかし、燃焼汚染物質による環境影響や化石資源枯渇問題など解決すべき数多くの問題に直面しています。研究室は、これまで排気改善と効率向上、燃料性状からのエンジンシステムクリーン化次世代燃料利用技術の確立などで注目されてきました。今後は、人間社会に調和した熱エネルギー変換技術を考案し、国際的レベルの研究成果を挙げることを目標としています。
研究テーマは、①予混合化ディーゼル燃焼における燃焼騒音低減と高熱効率の両立に関する研究②高蒸発性燃料による予混合化ディーゼル燃焼の性能改善に関する研究③気液還元剤を用いたHC-SCR触媒のNOx浄化特性に関する研究④燃料の分子構造に基づいた新ディーゼル燃料着火性指標に関する研究⑤ディーゼル噴霧特性の雰囲気および燃料蒸発性に対する依存性に関する研究⑥炭化水素自着火特性のHCCI運転条件依存性に関する研究⑦二段噴射によるディーゼルエンジン燃焼騒音の低減などがあります。
私はエンジン整備・改良。排ガス分析計など数多い装置・機器およびガス・燃料・薬品の保守・管理を行っています。写真は、4気筒を1気筒で運転しているエンジンです。
<質問1 勤続年数を教えてください>
41年です。
<質問2 普段どのような仕事をしているか教えてください>
機械加工学実習(前期)、実験指導・装置改良、機器・装置・ガス・燃料(薬品)の保守管理、さらには物品購入手続きなどを行っています。
<質問3 仕事でやりがいを感じる時はどんな時ですか?>
装置改良後、良い実験結果が得られた時です。
<質問4 逆に仕事をしていて苦しかったことはありますか?>
面倒なことは多いが苦しかったことは特にありません。
<質問5 仕事に行き詰った際の気分転換の方法を教えてください>
教員・学生の助けがあり気分転換の必要がありませんでした。
<質問6 この職場に決めたきっかけは?>
自宅から近く、北海道大学の名前で決めました。
<質問7 北大に勤務してからの一番の思い出はなんですか?>
学生と夜通しエンジン運転を行ったこと。
<質問8 あなたが感じる北大の印象は?>
都会に居ながら四季を満喫できる場所。
<質問9 今後の夢や目標はありますか?>
何事もなく定年を迎えることです。